リシャール・ミル 神戸 × プロゴルファー宮里優作

リシャール・ミル 神戸 x ファミリー

全国のリシャール・ミル ブティックの魅力を、各界で活躍するリシャール・ミル ファミリーたちの目線で紹介する新連載。アスリート目線で語る時計の魅力や店舗エリアのお気に入りスポットなど、リシャールミルジャパン代表取締役社長の川﨑圭太と各ブティックの店長とともに、楽しく語らいながらご紹介します。

左から藤長店長、宮里優作プロ、川﨑圭太社長

リシャール・ミル 神戸に足を運んでくれたのは、ジュニア時代から数々のタイトルを獲得し、プロ転向後2013年の初優勝以降、着実に優勝を重ね、16、17年は選手会長も務めた宮里優作プロ。17年は『中日クラウンズ』『日本プロ』を連勝し、10月の『HONMA TOURWORLD CUP』では72ホールボギーなしで優勝という快挙を達成。鮮やかな逆転劇で制した『日本シリーズ』は自身初、そして選手会長としても初めて賞金王の座につきました。欧州ツアーに参加した2年間を終えて、今季から再び日本での活躍が期待されています。

川﨑圭太社長(以下、川﨑):優ちゃん、今日は来てくれてありがとう。会えて嬉しいよ。この神戸のお店も、ちょうど1周年を迎えてね。

宮里優作(以下、宮里):しばらく海外にいましたので、日本に帰国してから初めて神戸に来ました。ようやくこのお店に来ることができて、僕も嬉しいです。細部にまでこだわった、すごくいいお店ですね!

藤長店長(以下、藤長):宮里選手は、神戸にゆかりがあるのですか?

宮里:高校が大阪だったこともあって、神戸には昔からよく遊びに来ていたんです。兵庫県はゴルフ場も多いですし、以来頻繁に訪れています。

川﨑:神戸には早くブティックをつくりたかったんだよね。神戸には大切なお客様が多くいらっしゃるから。ただ、この一角は古い土地だということもあって、ブティックを出す構想が立ち上がってから、実際には色々と苦労もあって、長年の想いがやっと実現したという感じなんだよ。

宮里:お店にも、時計と同じような風格とクオリティを感じます。ガラスの扉もカッコいいですし、光の感じが綺麗ですよね。使われている素材も什器も、すべて海外から運ばれてきたと聞きました。贅沢ですね。

川﨑:世界共通のコンセプトでつくられているから、リシャール・ミルの世界観を堪能してもらえると思うよ。

リシャール・ミル 神戸 2Fにて

宮里:お店の正面の反対側にも入り口があって、そこの階段を上って2階のラウンジへ直接行けるのも気に入りました。ワインセラーもあって、落ち着いた空間が心地いいですね。

川﨑:世界中のどの店でも、プライバシーを大切にしていてね。リシャール・ミル本人も、2階のコージーな雰囲気がどこよりも好きだと言ってたよ。これからどんどん遊びにきてよ。

藤長:今日ご用意させていただいた「RM 17-01 トゥールビヨン」のセラミックスケースは、神戸店に一番で届いたモデルです。宮里さんにも、きっとお似合いになるのではないでしょうか。

▲RM 17-01 トゥールビヨン

宮里:いやぁ、カッコいいなぁ! 針がゴールドなのがお洒落だし、バランスもいいですね。リシャール・ミルの時計は、どのモデルもリューズが特徴的で、何かが違う。コンセプトがここに出ますよね。サイズ感もいいなぁ。

川﨑:優ちゃんは、スイスの工場まで来てくれたことがあるんだよね。

宮里:スイスで試合があった翌日に訪れました。時計の組み立てを体験させていただいて。ネジが逆回しでちょっとびっくりしました。とても良い経験でしたね。このお店の2階にもウォッチメーカルームがあって、いつまでも見ていたくなります。

2Fウォッチメーカールーム

川﨑:優ちゃんの時計のベルトの白もいいね。綺麗になったね。

宮里:新しいベルトは、ラバーがついていてフィット感がさらにアップしていい感じです。

川﨑:その時計は本当に優ちゃんに似合ってるよ。

宮里優作プロ愛用モデル「RM 055 バッバ・ワトソン」

宮里:以前は時計をしてゴルフをするなんて、考えたこともなかったんですよ。お話をいただいたときも、たぶん難しいと思うってお答えしたんですが、実際身に着けてみたら本当に軽くて、不思議なくらいまったく気にならなくて。絶対に無理だと思っていたんですけど。あまりにフィットするので、今では自分の体の一部のようで、寝る間際まで身に着けています(笑)。

川﨑:ファミリー(アンバサダー)に就任したのは2014年だったね。日本人のプロゴルファーで時計を着けているのは優ちゃんくらいしかいなかったよね。

藤長:常識をひっくり返してしまわれましたよね。時計の常識では、機械式時計を着けてゴルフをしたら、ものすごい重力がかかるので、壊れてしまいます。

宮里:今でも試合で時計を着けている人はほとんどいないですよ。石川遼くんのカシオくらいかな。ヨーロッパでは、一緒にまわる選手から必ず「見せてくれ!」「ちょっと着けさせてくれ!」って言われます(笑)。

川﨑:リシャール・ミルは、ヨーロッパでは特に認知度が高いからね。でも現物が稀少だから、見られる機会が少ないんだよね。

藤長:リシャール・ミルは以前からご存じだったんですか?

宮里:もともと時計が好きで、時計雑誌をよく見ていたんですが、リシャール・ミルは他にはない存在感で目を引いていました。兄も憧れていて「この時計はどんな感じなんだろうね? 見てみたいね!」と話をしていて。だからアンバサダーのお話をいただいたときは、「え? リシャール着けるの? 嘘でしょ!?」って、すごく盛り上がりました(笑)。

川﨑:優ちゃんはものすごく時計に詳しいのよ。最初に購入したのがゼニスだって聞いて。なかなかいないよね。

宮里:時計は好きです。でも、まさかリシャール・ミルの現物を見ることができるとは思っていませんでしたから、お声がけいただいたときには本当にビックリして。実物を見ると、その存在感ははるかに期待以上でした。

川﨑:優ちゃんに着けてもらう時計は、「RM 055 バッバ・ワトソン」と決めてたんだよ。そのあと、ナダルモデルの「RM 35-02 ラファエル・ナダル」赤いモデルも着けてもらって、今は2本だね。

宮里:リシャール・ミルを着けて試合に出てから、30カ国以上を一緒に周っていますから、今では相棒のような存在です。ラウンド中は時計を見ているだけで心が落ち着いて、着けているだけでもメンタルケアになるんですね。今となっては、絶対になくてはならないものです。

川﨑:プロが真剣勝負するときに、時計がメンタルを支えるアイテムになっているというのは嬉しいよね。

宮里:この時計の技術的な緻密さや美しさが、心を落ち着かせるのかもしれません。極小のパーツが丁寧に組み立てられていて、ゴルフの地道な積み重ねにも似ているように感じます。

藤長:長らく時計を着けていただいているのに、全く変わらずダメージがないですね。

宮里:時計を着けて何百ラウンドもしているんですが、傷一つないですよ。風防も取り替えていないですし、すごいタフですよね。デザインもまったく飽きがきません。

川﨑:リシャール・ミルは、衝撃に強いからね。ところで、ゴルフの調子はどう? ドライバー、絶好調なんだって?

宮里:すごく調子がいいです。もともと使っていた310ccの小さなドライバーの性能を、いまの大きさのものに乗せて同じように振れるので、正確性と飛距離に加えて、ミート率も上がりました。ブリジストンの「ツアーB」なんですが、先週発売になったところです。すごく研究されてますよ。

川﨑:早く試合で見たいなぁ!

宮里:9月にようやく男子ツアーの第2戦がありました。初日は良かったんです。4日間で15バーディ取りました。

川﨑:それはすごい!今年からバーディ数の分だけ、リシャール・ミル ジャパン ファンデーションでチャリティに寄付が入る活動をしているからね。

藤長:バーディ数でチャリティをなさっているんですよね。

川﨑:日本のファミリーのメンバーたちが「チャレンジプロジェクト2020」を実施してくれているんですよ。彼らの活躍に応じて、寄付金が増額されるチャリティ活動です。

宮里:去年の年末にファミリー達が集まった際に「何かチャリティしたいよね」っていう話になったんです。プロゴルファーは、年間のバーディ数が女子でも1人あたり280〜300くらいは出るので、積み上げると結構な金額になるよね、と。それと、チャリティが達成できたら、その都度キツネのポーズを合い言葉のようにしようって話になったんです。

川﨑:たしか瀬令奈ちゃん(プロゴルファーの青木瀬令奈さん)が「バーディ数に応じた寄付はどう?」って最初に言い出したんだよね。そうしたら、信ちゃん(レーサーの中野信治さん)たちが「じゃあ俺たちレーサーは表彰台に乗ったときにしようか」って、話が盛り上がって。引退を考えていた智香ちゃん(プロスノーボーダーの竹内智香さん)だけが一人「私はどうしよう……」って悩んでいて、優ちゃんの一言が効いて現役復帰の後押しになって、優ちゃんが智香ちゃんを焚き付けたんだよね(笑)。

宮里:「みんなが頑張る姿を見たら、私も何かしたくなる」って言うから、「やっぱり滑るしかないんじゃない? 絶対大丈夫だから!」と。無責任にも焚き付けてしまいましたね(笑)。

藤長:皆さんで発案なさったんですね。素晴らしい!

川﨑:年に1回、みんなで集まる機会を作っていて、結束力もあって、皆仲がいい!嬉しいよね。

宮里:本当に仲良くさせていただいています。結束力もあって、いい仲間です。インスタグラムでも皆と繋がっていて、去年はハワイからインスタライブをやりました(笑)。

藤長:青木選手や竹内選手のお話も出たことですし、女性用のモデルもご用意してみました。「RM 07-01 レディス オートマティック」のレッドゴールド×ダイヤモンドセットです。

▲RM 07-01 レディス オートマティック

宮里:端正なフォルムに散りばめられたダイヤモンドが綺麗ですね。遠目からも美しさが分かります。

川﨑:最近は、女性にも人気が出てきてね。男性ばかりが買うのではなく、女性にも楽しんでもらいたいし、ペアで身につけていただいて喜んでいただく会も計画しているよ。

宮里:いいですね。日本でも海外のように男女2人で参加するようなパーティをする習慣が定着するといいですよね。時計もこうしてペアで見ると、またいいですね。

▲(左)RM 07-01 レディス オートマティック、(右)RM 037 オートマティック

川﨑:それにしても、早く次の試合が見たいなぁ。俺が言うのもなんだけど、優ちゃんはコロナの自粛期間中に、体が鍛えられた感じがするよ。体がガッチリと、ふた回りくらい大きくなった。今シーズン、来シーズン、期待しています! ファミリー(アンバサダー)が活躍するのが、本当に楽しみなんだよね。

藤長:日本のファミリーは、どのように決めていらっしゃるんですか?

川﨑:フィーリングです。人間としての魅力。人間性があって、ホスピタリティを理解して、我々と同じようなホスピタリティでお客様と接してくださる方。リシャールさんに宮里選手をファミリーにしたいと伝えたときも「どんな人?」ってまず聞かれて、「すごくいい青年です」って答えて。それだけで決まったんですよ。人間性がすべてなんです。ブランドによっては、成績次第で契約終了というようなこともあるけど、可哀想だよね。うちはファミリーだから、親子の縁を切るようなことはしない。半永久的にファミリーです。

川﨑:人間性の話でいうと、海外のファミリー達は、チャリティへの意識が高くて素晴らしい。優ちゃんも、チャリティ活動してるよね。

宮里:はい。JGTO(日本ゴルフ機構)の選手会でチャリティ担当を務めています。9月にはコロナの影響がある中、千葉の成田で下部ツアーですけど、AbemaTVツアー「PGM ChallengeII」を開催していただいたこともあり、選手会からも何か力になれないかと考えまして。開催地に還元したいとの思いから、成田市に寄付をさせていただきました。今回は感染症対策のための備品などに充ててもいました。僕自身もこの大会を盛り上げるために3日間、毎日9時から17時まで、8時間にわたって解説をして、協力させていただきました。今後も、チャリティに関しては積極的に活動していきたいと考えています。

川﨑:いいね。そういうことは大事だよね。ところで、神戸には気に入ったお店とかあるの?

宮里:よく行く焼き鳥屋があります。警察署の近くにある、渋い店なんですけど。これからは、その前にこちらのブティックにも立ち寄ります。

藤長:神戸は美味しいお店がたくさんありますし、ぜひご案内させてください。

川崎:忙しい中、神戸まで足を運んでくれて、本当にありがとう。これからも、関西エリアに来たら気軽お店に立ち寄って、時計チェックしてみてください。

リシャール・ミル 神戸 上記おすすめモデル

「RM 17-01 トゥールビヨン」

手巻きトゥールビヨン、TZPブラックセラミックス×18KRGケース、サイズ:縦48.00㎜×横39.70㎜×厚さ12.60㎜、ラバーストラップ、価格63,200,000円(税別)

「RM 07-01 レディス オートマティック」

自動巻き、18KRG×ダイヤモンドケース、サイズ:45.66㎜×横31.40㎜×厚さ11.85㎜、ラバーストラップ、価格23,100,000円(税別)

「RM 037 オートマティック」

自動巻き、TZPブラックセラミックス×18KRGケース、サイズ:縦52.63㎜×34.40㎜×13.00㎜、ラバーストラップ、価格17,600,000円(税別)

*表示価格は2020年11月現在

SHOP INFORMATION

リシャール・ミル 神戸
住所:〒650-0021兵庫県神戸市中央区三宮町3-1-9
TEL:078-392-5111 FAX:078-392-5101
営業時間:11:00~19:00
定休日:毎週水曜日